スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

においの力で記憶UP!?


みなさん、こんにちは。南です。
期末試験期間の直前で、先週からひきつづき弱っています
いったん勉強し始めると、憶えなければいけないことが次から次へと出てきますね…

でも、この試験が終わったら夏休みだと思うと、頑張れます
みなさん、この夏の予定は、もう決まっていますか?
夏は楽しいイベントが多いですが、私が最初に思いつくのは夏祭りです
毎年、浴衣を着てお祭りに行くと、夏が来た!という実感がわきますね。
ところで、夏祭りに行くと気になることがあるのですが、今日はそれについて書こうと思います。


お祭りといえば、ずらりと並んだ屋台ですよね。
私が気になっているのは、この屋台の独特のにおいなんです。
お祭りで屋台のにおいを嗅ぐたびに、子どものときに行った夏祭りの記憶を、はっきりと思い出してしまうんです。
写真などを見て、自分から思い出すわけではありません。体ごと過去にもどってしまったみたいに、つまり、体感的に思い出すわけです。
あるにおいを嗅いで、急に昔の記憶が、実際に体験しなおすかのように思い出される。
…みなさんにも、こんな経験はないでしょうか?

祭り



実は、嗅覚によって思い出される記憶は、視覚や聴覚などによって思い出されるそれとは質が違う ということが、実験であきらかにされているのです!

レイチェル・ハーツという人は、このことをポップコーンを使って実験しました。
ポップコーンのにおいの刺激による記憶と、ポップコーンのはじける音を聞いたり、ポップコーンの核に触れたり、ポップコーンという単語を見てよみがえったりする記憶に、どのような違いがあるか、比較したのです。
結果、においをきっかけに思い出す記憶には、ほかのきっかけには無い重要な要素があることが分かりました。
それは、情動性です。
においによって記憶がよみがえるとき、感情をつかさどる脳機能である扁桃体が強くはたらいて、ほかの刺激で記憶を思い出すよりも、過去の時間と場所に立ち戻る感覚が強く感じられるらしいのです。


マルセル・プルーストという小説家が、この現象を、「紅茶にマドレーヌをひたしたときのにおいによってよみがえる記憶」として、とくに細かく文章にして表現しています。
なので、こんなふうに、においによって鮮明に過去が思い出される状態を、プルースト現象ともいうみたいですよ。
でも、紅茶にひたしたマドレーヌって、どんなにおいがするんだろう?

マドレーヌ



というわけで、においで鮮明に記憶が思い出されるっていうのは、偶然なんかじゃなくて、きちんと研究されていることだったんです


さらに、このプルースト現象、記憶を強化するのに使えるとも言われています。
このことに関しては、実験もおこなわれています。
それは、ある大学生の集団を、「試験1時間前の、焦燥感のあるグループ」と「通常授業前の、平常なグループ」にわけて、ある単語のリストを覚えてもらい、のちのテストの成績を見るというもの。ここで大切なのは、「焦燥感のあるグループ」の半分に、ふだんは嗅がないような特殊な香りを流した教室で作業してもらったということです。
なお、特殊な香りのもとで作業をした大学生には、そのときと同じ香りを流した環境で単語テストが行われました。
すると、なんと、特殊な香りのもとで作業をした「焦燥感グループ」が、特殊な香りの無かった「平常グループ」を上回ってダントツで好成績を出したのです!
これは、つまり、覚醒の高まった状態で、香りを使って学習すれば、焦燥感などで集中できないときでも、記憶を思い出す力が高まるということなのです



においの力って、すごいですよね。
この原理でいけば、試験勉強のとき、教科ごとに違った特定の香り(ポプリとか)を流しておいて、その香りを試験に持っていけば、成績があがるかも!
もうすぐ試験だし、私もためしてみようかな

テスト



参考文献
Piet Vroon (栩木泰=訳 1999).におい-秘密の誘惑者- 中央公論新社
Rachel Herz(前田久仁子=訳 2008).あなたはなせあの人の「におい」に魅かれるのか 原書房


スポンサーサイト

コメント

Secret

FC2カウンター
プロフィール

浜&南

Author:浜&南
心理学部二回生の浜と南です♪

リンク
ブログランキング
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
QRコード
QR
最新コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。