皆さん、こんにちは。南です

一ヶ月前、浜ちゃんが書いた「予知夢って本当にあるの?」という記事を読みましたか?
私はもちろん読みましたよ!夢ってただの幻想じゃなくちゃんと意味があるんだなぁって思いました

ちょっと興味を持ったので、最近自分で頑張って調べています。
というわけで、今回は夢について分かったことを紹介しますね

最初どこから勉強すればいいのか分からなくて、図書館でぶらぶらしていたら、
フロイトの「精神分析入門」を見つけました。
あ、ちなみにフロイトさんはとっても有名な方で、彼の考えはよく心理学の授業に出てくるんですよ(*´∀`*)
フロイトさんは、最初に
無意識を見つけた人です。でも無意識って人の目には見えないですよね。
そこで、無意識がある事を証明するために、彼は夢を例に使いました。
夢は無意識的な願望の満たすものだそうです。
わかりにくいので簡単な例を挙げてみますね

ある子供が、夏休みにディズニーランドに行く予定だったんですが、急にいろんな事情があって行けなくなってしまいました。すると、夜寝ている時、ディズニーランドで遊んでいる夢を見たということです。
でも、それのどこが無意識なの?と皆さん思われるかもしれません。
先ほど挙げた例はすごく単純ですが、実際はもっと複雑です。
特に大人の場合は子供よりも複雑なので、解析作業をしないと意味が全然わからないのが一般的です。
子供は欲しい物があったら単純にそれが欲しいと思うのですが、大人はもっと欲望をコントロールしなければいけません。
あまり良くない願望があったら、それを無意識に抑えこみ、気付かれないようにします。
そしてそれを夢を実現しようとする時、そのままじゃまずいぞということで、色々と変えたり工夫をしたりして、自分でも信じないくらい突飛な夢が作られるわけです。
それで、フロイトは、夢を通じて無意識という概念を示したのです。
自分の中に意識していない領域があって、しかも、自分の行動や思想などがそこから大きく影響される…とても不思議な事ですよね

でも、無意識は全く認識出来ないという訳ではありません。
例えば、小説家の村上春樹さんは、自分何を書いているのか、何を書いて行くのか、自分でさえ知らないそうです。彼は、河合隼雄さんとの会話の中で「物語は、私にとって一種の癒しである」だとおっしゃっています。
もしかしたら、村上さんは物語を書くという作業により、自分の無意識的なイメージを具像化し、それで自分の無意識の世界を覗き込んでいるのかもしれない、と私は思いました。
また、小説の分野だけじゃなく、すべての他の芸術の分野においても同じようなことが言えると思います。
あ、特に絵画が一番わかりやすいかもしれませんね

皆さんはムンクの「叫び」って、皆さんご存知ですよね?
恐らく絵のことを全然わからない人でも、この絵を見てムンクの気持ちを感じ取れると思います。
つまり、村上春樹にせよ、ムンクにせよ、彼らはこのような方法で、自分の無意識的な精神世界を表現しているのではないでしょうか。
このような無意識に着目した治療が、臨床の場でよく使われています。
例えば、
箱庭療法は
ミニチュアを箱の中に並べ、その人の無意識を見ます。
心理療法といえば、何となく患<者とセラピストが話しているようなイメージを持たれるかもしれません。
でも、箱庭療法の場合は言葉ではなく、患者が作った庭がいろんなことを物語ってくれます。
無意識ってすごいですね!


もしかしたら芸術だけじゃなくて、普段の生活の中にも無意識が隠れているかもしれませんね。
私も自分の無意識を探してみようかな
参考資料
フロイト 「精神分析入門 上」井村恒郎、馬場謙一 訳 日本教文社
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